枠補修の注意点


   ときどきですが、
現場で枠に木目のシートを貼ることがあります。

花のイラスト通常木目のシートは、工場でぐるっと巻かれて、
カットされて建築現場にきますが、


何かの事情で、中身とシートが別々に現場にやってきて、
現場でシートをはっていることがあります。


木に塗装された枠もたまーに見かけますが・・・


さて、このあとから貼られたシートですが、
手なおしする時に少々やりずらいんです。


見た目には、そんなに違いはないのですが、
現場で貼る場合は人がやってます。
どんなに熟練した人でも、工場の真空状態と比べると、
シートと中身の間に少々空気が入ります。
その空気が、樹脂を埋める時にちょっと邪魔なんです。


具体的に言うと、
傷ついたまわりが少しフガフガして、樹脂を平らにもりづらいです。
また、作業手順のページにあるような、
ライターで暖めたヘラを、押し当てたりすると、
加減によっては、まわりにヘラの後がついたりします。

シートを貼って膨らんだ枠枠の、人が通るがわは、面取りといって、角がおとされています。
後貼りの場合は、その面取りされた角のまわりに、
空気がたまりやすくなっています。

斜めから見てみると、うっすら木目シートが膨らんでいたりします。


あやしいと思ったときは、
ドライヤーを当てすぎないとか(スプレーを吹く場合など)、
熱した金属へらを押し付けるのを、
クリックする時並にすばやくするとか(ちょっと大袈裟ですが、、)、
注意がいります。
下の方の目立たない場所で、加減をためしてからのほうがいいかもしれません。
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